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音楽療法とは違う、ただ高齢者のかたに音楽を楽しんで欲しいと思っているおばさんのペ-ジ


by hoohiromi

祇園さんで、よう遊びはった?

今日は京都八坂神社の「祇園祭」山鉾巡行。
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今日行われる32基の山鉾巡行と夕刻の御輿渡御は祇園祭のクライマックス

鉾は最大のもので高さ25m、重さ12tにもなり、

注連(しめ)縄切り」に始まり、大きなかけ声とともに山鉾を回転させる「辻回し」を繰り返して

洛中を巡行することになっています。

で、この頃に歌うのが「祇園小唄」です。

1月はおぼろに東山
霞(かす)む夜毎(よごと)のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖(ふりそで)に
祇園恋しや だらりの帯よ

2.
夏は河原の夕涼み
白い襟(えり)あしぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身をやく大文字(だいもんじ)
祇園恋しや だらりの帯よ



この歌はなぜか男性陣に人気で、眼をつむりながら思い出すようにしっとりと歌われます。

その姿をみて、あるおばあちゃんが

「この方、祇園さんでよう遊びはったんとちがう?」  とおっしゃる。

ご存知のように、祇園で男性が遊ぶというのは、まあ、すごい「遊び人」という感じがするのです。

「一見さん、お断り」の世界だし、それなりに お財布も太らせていかなくちゃならないのです。

そのおじいちゃんはフフフと笑って 「まあな」  とおっしゃいました。

ひえ~~芸者さん連れて遊んではったんや!!

本当に人生いろいろ。

山や谷を過ごしてこられたんだなあと実感するひとときです。
by hoohiromi | 2007-07-17 21:57 | 昔のあんな曲、こんな曲