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音楽療法とは違う、ただ高齢者のかたに音楽を楽しんで欲しいと思っているおばさんのペ-ジ


by hoohiromi

人生劇場

私は決して若いとはいえない年齢ですが

それでもこの歌を歌っている「村田英雄」という人、

名前は確かに知っていましたがお顔はちょっと思い出せません。

あるおばあちゃんがふと口ずさまれた歌、「人生劇場」




    作詩 佐藤惣之助  作曲 古賀政男
                        昭和13年
1 やると思えば どこまでやるさ
  それが男の 魂じゃないか
  義理がすたれば この世は闇だ
  なまじとめるな 夜の雨


2. あんな女に 未練はないが
  なぜか涙が 流れてならぬ
  男ごころは 男でなけりゃ
  解るものかと 諦めた


「やると思えばどこまでやるさ」の部分だけ口ずさまれたので

「聴いたことあるような、ないような」って感じでネットで調べたら。

あ~~~便利な世の中です^^すぐに出てきました。


そして、みなさんがよくよくご存知!

びっくりするぐらいのヒットです。

「いや~私はよう知りません」とおっしゃる方も

いざマイクを向けるとみなさん上手に歌われちゃいます。すごい!

特に男性陣に2番を歌っていただき

「男性はやっぱり別れた女性に未練がないといいつつ泣けるもんですか?」

っと聞くと

「そやな・・・」と感慨深げに答えられます007.gif

男性はやはりデリケートなんですね。



又これはこぶしがスゴイきいている歌で、伴奏もそれなりにややこしい><

なかなか覚えられませんでした。


「村田英雄」からリンクして「春日八郎」「三波晴夫」などの名前もおっしゃる方がいて

そっちの歌たちも勉強しなくてはいけないようです。


そっちの方はまた後日。。
# by hoohiromi | 2009-08-27 19:10 | 昔のあんな曲、こんな曲

あっ!!

101歳の〇〇さん。

いつも私たちの顔を見ると「あ~まあ、これはこれは!嬉しいわ~(あなたにあえて)涙が出るわ」

と言ってくださるのです。


人間は100歳近くになるともう「人」ではなく「仏さま」に近くなっていかれる。。。

「死」に近づくという意味ではありません!

「人」を越えたものになられるのです。

それは私にとって憧れでもあります。

〇〇さんもそういう意味では「人」を超越した存在です。

表情も豊かでいらっしゃるし。

でも、それでもです!

言っても100年以上心臓を動かしておられるのです。

ちょっとちんぷんかんぷんなことを言われるのも普通じゃないですか!?


いつも「あ~先生~(私たちのこと!)会えてうれしい~涙が出る~」

というのは 本当にそう思っておっしゃっているとは、正直思っていなかったのです。

私たちの顔をちゃんと認識しておられるかどうかも「?」だったのです。



ところが本日。

私たちの顔をみると 

「あ!!!音楽の先生!!」 とおっしゃったのです。


これには私たち以上にスタッフが感激するやら驚くやら。

私たちのことを顔だけでちゃんと「音楽の」人だと認識されていたという事です。


「ほら!今日の記録書く人誰よォ? 早く書いて~」


私とhisakoさんはもう嬉しくて嬉しくて。

「あ、うるさいヨシモトのおばちゃんや!」と言われてもうれしいのに~

と思った次第でした。
# by hoohiromi | 2009-08-20 22:34 | 笑ってもらいたい

音楽療法

久しぶりに音楽療法に関する本を買ってみました。

「音楽療法を考える」岩尾裕著

この中で「高齢者のための音楽療法」について書かれたところがあって

ほほ~めずらしいな・・・と思ったので。。

以下に記す感想は私の個人的なものです。。

この本によると、高齢者がいっせいにさぁ歌いましょうと歌える歌があるのは

日本の特徴だとあります。


又、更にそういった活動はともすれば「学校」のような雰囲気になっている―とも。

だから懐メロやカスタネットなどの楽器を使ったこういう方式が成り立つのは

ここしばらくの間だけだろうといいます。

もう少しすると

「わたしゃ、あゆがいいわ」「わしゃ、B'zじゃ」

となって共通する歌を見つけることが出来なくなるだろうということです。


たしかに・・・・これだけ多様化している音楽文化です。

みんなでいっしょに「せ~~の」なんて出来なくなることは容易にわかります。

また高齢者の音楽療法でよく使われる楽器。


幼稚なカスタネットやら太鼓やら持たされて学校のように「やらされる」

のは 「学校みたい」と考えるのは私たちだけじゃない。

この著書でよくわかりました。






「施設に入ったらここにあるCDをいっしょに持って行かせて~ 

 それらを聴かせてもらってたらおとなしくいいばぁちゃんになってると思うから。」

と息子に頼んでいる私も、イザとなったらどうするか分かりませんが

とりあえずは 「対する人の魂、心」には敏感だと思うのです。

訳の分からないことを口走るようになっても

魂の部分はみなさんが健全だと、今施設で私自身が感じているから。


この部分を大切にする私たちのような音楽療法モドキがあってもいいかな。。。


この著書にも
「高齢者に必要なのは気晴らしや趣味だけでなく個として充実した自己実現を可能にすること」

とありました。

そんな大それたことが出来るかどうか―。

とりあえず目の前の人に対して「心から音楽を届けよう」という思いは

あながち間違っていないと確信した本でした。
# by hoohiromi | 2009-08-13 14:56 | へぇ~

いつの間に

施設の事務所入ったところにボ-ドがあり


入院されている方、また残念ながらお亡くなりになった方のお名前が書いてあります。


お亡くなりになった方のお名前は赤字で書いてあり、いやでも目に入ってくるのですが。


まさか2日前にしっかりお話もされて音楽に合わせて右手で拍子を取っていてくださった


○○さんがいらっしゃらなくなったなんて、どうしても信じられなくて。


「あなたの髪はきれいですね」とか「ありがとう」「よろしくお願いしますね」と


しっかりお話されたあの○○さんが、と思うとショックは隠せません。


目がまん丸大きくて、お若いときはさぞ美人でいらしただろうと思います。


たまには口を動かして歌っておられたようですが


歌う行為より音楽そのものがお好きなのかな?と思える方でした。


本当にあっという間にいらっしゃらなくなりました・・・・・
# by hoohiromi | 2009-07-28 21:13 | 音楽で何ができる
6月は梅雨。

いやな季節、ではありますがジュ-ンブライドという言葉もあるくらい

結婚のシ-ズンでもあるようです。

それで花嫁関係の歌を歌ったりしますが・・・・


今日は「瀬戸の花嫁」


そう、あの小柳ルミ子さんが歌われた叙情的な歌です。

「私らの結婚のときなんて衣装もモンペやったわ。」

とか

「向こうのおうちまで連れて行ってもらうタクシ―の運転手さんに“米”渡した」  と

なんとセレブな方もいらっしゃいます。


そして特筆すべきは


この歌が男性陣に大うけなことです。


歌いながら泣き出される方も何人かいらっしゃいます。

すると前に座っておられたあるおばあちゃまが


「なに?あんた、どないしたん?嫁さんの事思い出したん?」

と 突っ込まれます。

子どものように  「うん」とうなずかれるおじいちゃま。

すかさず別のおばあちゃまが


「わたしら、そんなん(旦那を)思い出すこともあらへんわ」


わたしとhisakoさんにはおおウケ!!!


やはり女性は現実主義というのでしょうか。冷ややかです。


まあ、それにくらべて男性陣の「ロマンチスト」にはびっくりですσ(^◇^;;
# by hoohiromi | 2009-06-16 21:47 | 昔のあんな曲、こんな曲